「動画エフェクト」という言葉をご存知でしょうか?
動画編集に携わっている方であれば、聞きなじみがあるかと思います。
ですが、これから知識を身につけ、YouTubeなどメディア運営を始めようとしているユーザーにとってはなじみがないかもしれません。
当記事では、「エフェクト効果って何?」「完全無料の動画加工アプリってあるの?」など、動画編集初心者が抱きやすい疑問について解説していきます。
エフェクトの種類や、効果なども合わせて紹介していきますので参考にしてください。
- 目次
- 動画エフェクトとは
- 動画エフェクトの種類
- 動画編集にエフェクトをかける方法
- 【初心者向け】おすすめのオンライン動画編集ツールでエフェクトを追加しよう
- 【上級者向け】おすすめのフリー動画編集ツールでエフェクトを追加しよう
- 動画エフェクトを自在に操り、動画作成を楽しもう!
動画エフェクトとは
動画エフェクトとは、撮影した動画素材に装飾する際に使う「特殊効果ツール」のこと。
エフェクト(effect)とは英語で、「結果」を意味するニュアンスで用いられ、映像や音源を加工する際に使われています。
タイトルやカットごとの加工、音声や、映像に特殊効果を用いる際に使われて、ここ数年では、YouTubeやTikTokeを主戦場として取り入れる人が増加しています。
動画に、躍動感・臨場感・奥行きなどを持たせることで、より完成度の高いものへとグレードアップさせる効果があります。
あらゆるエフェクトの種類がありますので、上手く活用しプロのような洗練された編集を目指しましょう。
注意が必要なのが、低スペックなパソコンでは利用できない点です。
ある程度スペックを持ったパソコンでないと、エフェクト素材はデータ容量が大きいため活かしきれないのです。
エフェクトを加えることで以下のような効果が生まれます。
- 臨場感アップ
- 躍動感アップ
- 色彩効果
- スタイリッシュなシーンの切り替え
- テンポアップ
- スローモーション
- フリーズフレーム など
動画エフェクトの種類
エフェクトは多種多様ですので、ここでは使用頻度が高い3つを紹介します。
トランジション
「トランジション」は、複数の動画シーンをつなぎ合わせる役割を持つエフェクトです。
動画編集では、いくつもある動画素材を1本の動画としてまとめることがあるので、動画と動画をつなぎ合わせる必要があります。
センス良くカット同士をつなぐことで、違和感のないスムーズな動画となります。
トランジションは、複数のカットを1本にまとめたい時に効果的であり、最適なエフェクトだといえます。
ただし使いすぎることで、逆に視聴しにくくなってしまいますので適材適所、場面に応じて活用していきましょう。
ビデオスピード
「ビデオスピード」は、動画を倍速・スローモーション・逆再生といったスピードに変化をつけたい時に使うエフェクトです。
別名、「タイムリマップ」や「スピードランプ」とも呼ばれているこの機能は、テレビ番組やYouTubeなどで多用されています。
具体的には映像に緩急をつけたい時、強調したい時などに使われ、視聴者の関心を引くための工夫として取り入れられています。
サウンドエフェクト
「サウンドエフェクト」とは、音に対して性能を加えたり、音質自体にアレンジをかけるなどの効果があります。動画編集において、おすすめ機能の1つです。
例えば、動画内にBGMを入れ躍動感を演出したり、演出者の声質を変えることで面白さを表現したりします。
サウンドの効果は、視聴者の満足度をあげる重要な役割ですので、アクセントとして的確に使ってください。
「臨場感」「躍動感」「リアリティ」などを持たせる為にかかせないエフェクトです。
動画編集にエフェクトをかける方法
エフェクト素材の、入手方法やツール選びについて紹介しますので参考にしてください。
動画編集時にエフェクトを追加するためには、エフェクト素材が必要、そのため、まずは素材の入手方法を紹介
Step 1 動画エフェクト素材の入手方法
動画編集する際には、まず、エフェクト素材を入手する必要があります。
基本的に、以下の4つの入手方法があります。
- エフェクト素材サイトから、ダウンロードする
- 動画編集ツール内蔵のエフェクトを利用する
- エフェクト素材を自主作成する
- SNSやクリエイターコミュニティから、素材やプロジェクトファイルを入手する
自主作成は、専門的なスキルを要し時間がかかります。編集ツールに内蔵されているものだと凝った作りにできないのが難点です。
また、SNSやコミュニティから入手する方法だと、そもそもクリエイターとの接点が必要となってきますので、ハードルが高いと感じる人も少なくないでしょう。
4つの中で、一番手っ取り早くオーソドックスな入手方法は、エフェクト素材からのダウンロードです。
「ニコニ・コモンズ」や「えふすと f-stock」、「Pixabay(ピクサベイ)」などがおすすめです。無料で入手できるうえに、幅広い編集に対応しています。
数百〜数千点の中から簡単にダウンロードできますので、試しに使ってみてはいかがでしょうか。
Step 2 動画編集ツールで動画にエフェクトをかける
動画編集には、多種多様なテクニックがあり、エフェクト素材もたくさんあります。
スキルを身につけるほど、披露したくなり様々なシーンで試したくなります。
ですが、動画のイメージに合わないエフェクトを使うことで、独りよがりでニーズと合わない作品になります。まずは、エフェクトを適用させる理由や効果を考え、本当に必要なものだけを抽出することが大切です。
エフェクトにどのような効果や種類があるのか、知識を深めていくことが重要です。
どのようなシーンに適用させるべきか迷うかもしれませんが、とりあえず試してみることで本当に必要なエフェクトが把握できます。
まずは、使用頻度の高いエフェクトを一通り把握し、実践していくと良いでしょう。
【初心者向け】おすすめのオンライン動画編集ツールでエフェクトを追加しよう
初心者におすすめツールVidnoz Flexの特徴や機能について解説します。
無料動画エフェクトをかけるオンラインツールVidnoz Flex
Vidnoz Flexは簡単に動画を作成したい、編集したい方のためのツールです。
機械によくわからない方もシンプルな操作で動画エフェクトを追加できますし、動画編集の全ての機能が無料で利用可能です。
さらに、個人使用/商用利用も可能です。
Vidnoz Flexの動画エフェクトをかける機能
それではVidnoz Flexにどんな機能を持っているかを具体的に見ていきましょう。
- テキスト、絵文字、シェイプ、画像、ぼかしを追加できる
*素材をダウンロードしてから、ここで動画に入れることができる
ぜひ使ってみてください。
包括的な動画作成・自動化プラットフォームーVidnoz
動画の作成、カスタマイズ、共有、視聴データの分析を一括で行うことができ、作業の効率を向上させます。
- 内蔵の画面録画機能を使って、説明動画やチュートリアル動画の作成に役立てます。
- 動画にクリック可能なCTAボタン、投票、ユーザーフォームを追加して、インタラクションを強化します。
- 動画をメインのプラットフォームに一括で共有可能です。
- 詳細なインサイトにより、動画のパフォーマンスを追跡できます。
【上級者向け】おすすめのフリー動画編集ツールでエフェクトを追加しよう
おすすめツールである、「CapCut」の特徴や機能について解説します。
動画エフェクトをかけるツールCapCut
「エフェクトがかわいいアプリを知りたい!」という方におすすめなのが、Capcut(キャップカット)です。
Capcut(キャップカット)は、初心者でも直感的に扱うことができ、容易にプロのような洗練された動画に仕上がります。
機能が豊富であらゆるタイプの動画が作れ、商用利用でき完全無料のアプリになります。
TikTokerやYouTuberからも人気で、「かわいい!」と話題のエフェクトです。
Android、iPhone両方に対応しています。
CapCutの動画エフェクトをかける機能
CapCutは、以下のような編集をしたい人に適しています。
- エフェクトをおしゃれにしたい
- エフェクトをかわいくしたい
- エフェクトをキラキラにしたい
- エフェクトをノイズ調整したい
- エフェクトを光量調整したい
など、幅広い編集機能があり、無料でありながら使い勝手の良いアプリです。
クオリティーアップにかかせない基本的な機能を紹介します。
「バラエティー」:イラストをコミカルに動作させたり、面白く、かわいい動画にしたい時に使うエフェクトです。ショート動画などでよく使われています。
「レトロ」:動画を90年代風の、レトロでおしゃれな仕上がりにしたい時に使います。
シティーポップ風の、どこか懐かしい雰囲気を演出してくれます。
「イメージ」:身バレ防止機能としてよく使われています。
顔出しNGのTikTokerやYouTuberが活用しており、時事ネタを読み上げる動画や、ダンス動画などで使用されています。
動画エフェクトを自在に操り、動画作成を楽しもう!
ひと昔前のテレビや、映画をイメージしてもらえるとわかりやすいですが、映像のクオリティーは年々進化をとげ、向上していっています。
次々と新しいエフェクトが生まれ、編集スキルとして動画素材に組み込まれています。
ショート動画の代表格であるYouTubeにも、このスキルが適材適所に用いられ、面白くもあり躍動感ある動画が世の中に発信されているのです。
創造性を膨らませ、あなたのクリエイティブを動画作成に活かしてください。