5Gの普及により、動画を視聴する人や動画を作成し始める人がどんどん増えています。そして音楽は、動画のコンテンツを彩る存在となっています。ただ、クリエイターにとって、動画に音楽を追加する際には注意しなければならないポイントがあります。そうでないと、トラブルに巻き込まれてしまうことになります。
この記事は、動画を作成したい方に動画に音楽を付ける方法とコツ、注意点を紹介します。
- 目次
- 動画に音楽を付ける際の注意点
- おすすめの動画編集ツールで動画に音楽を付けよう
- まとめ
動画に音楽を付ける際の注意点
まず、動画に音楽を付ける際の注意点を説明します。
1)著作権のある音楽を無断使用しないこと
動画に音楽を付ける際に、最も注意すべきなのは「著作権」です。特に作成した動画をSNSへ共有する必要がある場合は、著作権のある音楽を無断で使用すると、作者に「版権侵害」の警告を受けたり、さらに賠償金を請求されたり可能性があります。そのため、利用する音楽が著作権フリーなのかをチェックしておいた方が万全だと思います。
ここでは、著作権を確認できるサイトを見つかりました。ご参照ください。
https://www2.jasrac.or.jp/eJwid/main?trxID=F00100
ほかには、Youtubeで「著作権フリー」の音楽を検索して、気に入りの曲を自分の動画に使うこともできます。
2)追加した音楽を動画の雰囲気に合うこと
動画に音楽を付ける際に、音楽を動画の雰囲気に合わせることが大事です。
例えば、癒しのVlog動画に音楽を付けたい場合、穏やかで優しい雰囲気の音楽やのんびりした音楽が適しています。
また、ゲームクリップ集などの動画には、リズムが強くて戦いたくなる曲がおすすめです。
3)音楽を動画のタイミングに合わせること
動画のシーンの切り替えや別の曲への変更が必要な場合、適切な効果音を追加することで、切り替えがより自然に感じられます。
また、動画の始まりと終わりの部分で、音楽にフェードイン/フェードアウト効果を付けるのも、動画全体の視聴体験をより自然に感じることができます。
4)曲の音量を注意すること
音楽の音量が小さすぎ、大きすぎでも、動画の視聴体験に悪い影響を与えます。そのため、動画に追加した音楽の音量が適切であることを確認しておきましょう。
以上が動画に音楽やBGMを付ける際の注意点です。動画に音楽を追加する際に、上記の注意点に気を付けましょう。
動画にBGMを付けるには、動画編集ツールを利用する方法が最も一般的な方法です。次に、使いやすい動画編集ツールを紹介します。
おすすめの動画編集ツールで動画に音楽を付けよう
インストールなし!動画に音楽を付ける際に動画編集サイトがおすすめーClipchamp「Windows / Mac対応」
ここでは無料で使える動画編集サイト:Clipchampを紹介します。Clipchampでは、動画に追加したい音楽をアップロードして追加できる上、無料で使える音楽素材も提供しています。また、便利な検索機能がつけているため、自分が追加したい音楽はここに表示されているのかを確認できます。
また、音声トラックの波長も可視化されているので、トラックを切り取る際に便利な参考になれます。
更に、フェードインやフェードアウト効果も追加可能で、「音声が突然停止した」という違和感を最小限に抑えることもできます。
また、無料版でも有料版の音声素材を使用することができます。ただその場合は、動画に製品ログが付けられています。
Clipchampの利用方法も簡単です。音声トラックをタイムラインに追加し、好きな部分を切り残し、必要に応じてフェード効果を付けたら完了!満足するまでに動画と音声を調整できます。最後に、動画を書き出して自分のパソコンに保存したり、SNSへ共有したりできます。
素材満載!初心者向けの動画編集ソフトで動画にBGMを追加しようーPowerDirector「Windows / Mac対応」
動画に音楽を付けられるソフトが多く、どのソフトを選ぶほうがいいのか迷ってしまうこともあります。ここでは、無料の音楽素材と効果音素材を利用できるPowerDirectorをおすすめします。
PowerDirectorライブラリの曲を動画に追加できますし、動画のシーンが切り替わる際に、PowerDirectorライブラリから適切な効果音を追加してシーンの切り替えをより自然にすることもできます。
音声編集において、曲の一部を切り取ったり、曲の音量を調整したり、再生速度を変更したりできます。
このツールは無料で利用するには、PowerDirectorのアカウントを作成してログインする必要があります。
そして無料版は、一部の素材しか利用できません、動画を出力する際に画質が制限されています。また、無料版で作成した動画は製品ロゴがあります。
このツールの無料版の制限が多いのも確かですが、素材が豊富で使い方も簡単です。初心者の方でもこのツールを使って動画に音楽を追加できます。まずは無料版を試用して、その機能がお気に入りでしたら、有料版の購入を検討するのも良いでしょう。
iPhone / Androidスマホで動画に音楽を付けたいなら便利な動画編集アプリがおすすめ
今では、スマホ向けの動画編集アプリが多くあります。また、スマホの利便性が高く、いつでも作業を行うことができますので、スマホで動画編集アプリを使う方が増えています。その中、Capcutというソフトが常に人気上位のアプリランキングに入っています。
Capcutで簡単に音楽を動画につけましょう「iPhone / Android対応 / Windows」
Capcutとは、無料素材が溢れている超人気動画編集アプリです。内蔵の音楽ライブラリから曲を選んだり、自分の音楽を追加したりすることができます。iPhone、Androidとも利用できます。
このツールを使って、下記のことが簡単にできます。
- 音量調整
- フェードイン/フェードアウト
- 音楽のループ再生
- CapCut の音楽ライブラリを無料で利用
ただ、CapCut のライブラリの曲は著作権保護の曲もあります。このツールの曲を利用したい場合、前文で紹介した著作権確認サイトでその曲が著作権で保護されているのかを確認しておきましょう。
完全無料で使えるiMovieで動画に音楽を付ける「iPhone /Mac対応」
iPhoneを利用している方はiMovieというiOS内蔵の動画編集アプリを使うことができます。このアプリは簡単に無料で使用できます。また、その機能が豊富ではないが、初心者にとって使いやすいツールだと思います。動画編集のクオリティーにそんなにこだわりしない方はこのツールで素早く動画にBGMを付けて、動画を作成することがおすすめです。
関連記事:【2023年最新】動画をクロップするフリーソフトおすすめランキング
まとめ
以上が動画に音楽を付ける方法とその注意点です。動画に音楽を追加したい方は、著作権保護の曲を決して利用しないでください。著作権の問題を確認しておいたら、動画にBGMを追加する時は動画の雰囲気に合うBGMを選んでください。また、適切な音量に調整し、音楽を動画のタイミングに合わせることも重要なポイントです。その後、この記事で紹介したおすすめの動画編集ソフトを使って音楽を動画につけ、お気に入りの動画を作成してみましょう!