WEB会議を行う回数が増えたことでZoom、Teamsといったようなオンライン会議用のツールを使う頻度も増えてきました。
しかし、会議の議事録を作成するとなれば「難しい」「時間がない」といった不満も出てくるはずです。
そんな中、2022年の9月から日本でもZoomの「文字起こし機能」が利用できるようになりました。
そこで今回は、なぜZoomで文字起こしの機能が必要なのかを解説すると共に、利用する際の手順をご紹介していきます。
- 目次
- Zoomとは?なぜ文字起こし必要か
- Zoom文字起こしの使い方と手順 - Zoom標準搭載機能
- Zoom文字起こしの使い方と手順 - 外部ツールで会議レコーディングx文字起こし
- Zoom会議の文字起こしQ&A
- ZOOMの文字起こしならこの記事へ
Zoomとは?なぜ文字起こし必要か
新型コロナウィルスの影響を受けて、これまでに様々な企業からオンライン会議用のツールが提供されてきましたが、その中でもZoomは世界でも多くのシェアを獲得しています。
このツールはアメリカにあるZoom ビデオコミュニケーションズが開発したWEB会議用のツールで、パソコンのみならずタブレットやスマートフォンを活用してもWEB会議に参加でき、高画質・高音質での会議が可能です。
また、以下のような様々な機能が揃っており、使い勝手の良さも評価されています。
・ダッシュボード機能
・ユーザー管理機能
・画面共有機能
・レコーディング機能
・ブレイクアウトルーム機能 など
ZoomなどでのWEB会議は遠方にいる人とも会わずに会議ができて、便利ですが、会話のみでは理解しきれない部分も多いです。
他の人と一緒に会議に参加しているためスムーズに会議を進めていくためにも質問できずに会議が終了してしまうケースもあります。
そんな時、文字起こしの機能があれば聞き取りにくかった部分の会話もテキストに起こしてくれるため後で見直すことができます。
複雑な指示があった場合も文字に起こしてあればあとから内容を見返せるので、聞き間違いや伝達ミスも防げるでしょう。
なので、ここで、Zoomの会議を文字起こしにする方法を紹介していきます。
Zoom文字起こしの使い方と手順 - Zoom標準搭載機能
次に、Zoomの標準搭載機能で文字起こし方法について解説していきます。
手順を詳しく把握しておけば、会議の際にもスムーズに活用できます。
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Zoomの標準機能を活用した文字起こし方法 - 機能について
Zoomで「字幕の表示」という標準搭載機能を利用して、文字起こしができます。会議の内容が映画の字幕のようにミーティングコントロールの上に表示されます。会議の参加者に内容の理解を向上させます。
そして、Zoomのレコーディング機能を利用して、レコーディングした会議内容の文字起こしも可能です。
ここで、この方法のメリットとデメリットについて紹介していきます。
Zoom標準搭載機能での文字起こし使い方と手順 - メリットとデメリット
【メリット】
リアルタイムに文字起こしして、聴覚に不安がある方も理解できる
聴力に障害があると手話での会話が必要になるケースもあるため、Zoomの「字幕の表示」という文字起こし機能があれば字幕によって確認できるので手話や筆談をする必要なく会議に参加できます。チャット機能を使えば会話への参加も可能です。
・音声出力ができない時でも参加可能
移動中に会議に参加したい方も中にはいるはずです。
しかし、移動中であると周囲の迷惑になるので音声を出した会議が難しいケースもあります。
イヤホンやスピーカーを使用しても機器にトラブルが生じてしまえば音声を聞き取れなくなってしまいます。
そんな時でも、Zoomの「字幕の表示」という文字起こし機能があれば内容を字幕表示できるので音声出力ができなくても会議の内容を理解できます。
・無料で利用できる
Zoomの文字起こし機能は無料アカウントでも利用可能です。
もちろん、あらかじめZoomを使ってレコーディングされた会議の内容も文字起こしできるので活用できます。
・他のツールを使うことなく文字起こしができる
文字起こしができるツールは複数ありますが、Zoomであれば標準搭載されているので、新しく文字起こしのためのツールを用意する必要がありません。
機能性や特徴など、ツールを導入するためには様々な部分を考慮しながら選択する必要がありますが、標準搭載されていれば手間なく利用できるので便利です。
【デメリット】
非常に便利な機能ですが、音声の認識精度には限界があります。
特に、専門的な用語や固有名詞は間違えて文字起こしをする危険性があるので注意が必要です。
会議に参加する場所によっては、周囲の雑音を拾って文字起こしされる可能性もあり、正しい内容が絶対に表示されるとは限りません。
間違いに気付いた際にはチャット機能を活用して指摘をすると、障害のある方もすぐに理解できます。
Zoom標準搭載機能での文字起こし使い方と手順 - 活用するステップ
ステップ1:Zoomにサインインし、画面の左側にある「新規ミーティング」または「参加」を選択します。ここで、「新規ミーティング」を例にしてPCでzoom会議の文字起こしについて説明します。
ステップ2:「コンピューターオーディオに参加する」ボタンをクリックしてください。
ステップ3:画面下のメニューバーから「字幕を表示」ボタンをクリックして、利用する言語を設定してください。
ステップ4:字幕設定のポップアップが出てから、設定に成功しました。すると、会議の参加者がマイクに言いながら、文字が起こされます。
Zoom文字起こしの使い方と手順 - 外部ツールで会議レコーディングx文字起こし
会議の内容を録画して、文字起こししたい場合、外部のツール - Vidnoz Flexをご利用することをおすすめします。その理由は次のようになります。
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後の振り返しも便利で、言葉の理解や微妙な感情の理解はよりよくさせる
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文字とも動画とも保存でき、便利
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レコーディングしてもばれない
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精度は98%以上に達する
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多言語をサポートする
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起こされた文字も手動で編集可能で、精度もより一層高い
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アプリのダウンロードしなく、オンラインだけでできる
それでは、外部のツール - Vidnoz Flexを利用しましょう!
次では、外部のツール - Vidnoz Flexを利用して、zoomの会議の文字を起こす方法を紹介していきます。
ステップ1:外部のツール - Vidnoz Flexにアクセスして、新規登録します。
ステップ2:「ビデオを作成する」ボタンをクリックし、「ビデオを収録する」ボタンをクリックして、画面の指示に従って、zoomの会議を録画します。
ステップ3:録画された動画をライブラリに保存します。そこで、「もっと」ボタンをクリックして、編集画面に入ります。
ステップ4:そこで「トランスクリプト」ボタンをクリックして、言語を選択してzoom会議の文字起こしを開始します。
Zoom会議の文字起こしQ&A
Zoomの文字起こしツールに関する不安点を、Q&Aから解消していきましょう。
Q: ZOOMの文字起こしオプションはどこですか?
Zoomの字幕表示のオプションを利用するには、以下の流れから設定してみてください。
①サインイン
②ナビゲーションメニューから「設定」を選択し、「ミーティング」を選ぶ
③「ミーティング内(詳細)」から「自動字幕」を選択し、有効にする
④アカウントのユーザーすべてに対して必須にする際は「ロックアイコン」から「ロック」を選び確定する
⑤編集オプションから自動字幕に使用できる言語を選択
Q:ZOOMの文字起こしの設定方法は?
文字起こしを設定する際には、まずサインインをしてから自動字幕を設定することで可能になります。
具体的な流れは前の手順を参考にして、操作してください。
Q:ZOOMの録画を自動文字起こしするにはどうすればいいですか?
Zoomでレコーディングしたファイルの文字起こしも可能です。
外部のツール - Vidnoz Flexを利用して、レコーディングしたファイルをアップロードして、編集画面に入ります。
CCアイコンを選択して、自動文字起こしを開始します。
Q:ZOOMで完全な文字起こしを保存するには?
文字起こしされたテキストをファイルとして保存したい場合、まずは事前準備を行う必要があります。
準備から実際にテキストを保存するまでの流れは以下のとおりです。
【事前準備】
①サインイン
②ナビゲーションメニュー内の「設定」を選択
③「ミーティング」から「ミーティング内(詳細)」に進み、「字幕を保存」トグルを選択して有効にする
④認証ダイアログから「有効にする」を選択
【字幕の保存】
①ミーティングに参加
②コントロールメニューから「字幕」を選択
③オプションのいずれかをクリックし、「文字起こし」ウィンドウから「文字起こし保存」を選択
④「フォルダーで表示」「Finderで表示」をクリックし、保存した字幕にアクセスする
Q: ZOOMで字幕の言語を変える方法は?
例えば字幕の言語が英語に設定されており、日本語に直したい場合は、「字幕設定」の会話設定で変更を行ってみてください。
ただし、字幕を変更したい場合は、あらかじめ有効に設定しておく必要があります。
なお、ホストは字幕を無効にしたら、ホストも参加者も字幕の言語も設定できなくなります。
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ZOOMの文字起こしならこの記事へ
今回は、ZOOMの文字起こし機能のやり方などを解説してきました。
会議の内容は参加する環境によって会話が聞き取れないケースもあります。
業務の伝達ミスを防ぐためにも、機能を活用したり、外部ツールを利用したりして、文字として表示してくれるため便利です。
今回ご紹介した内容を参考にしてよりZOOMを使いやすくしましょう。