AIが普及し、現在様々な場面で取り入れられています。
身近な分野でも進められている技術ですが、デザインの分野でも広がりを見せていることはご存知でしょうか?
そこで今回は、AIデザインツールの種類や現状を解説していきます。
また、無料のAIデザイン自動生成ツールを実際に試した感想もご紹介していくので、AIによるデザイン自動生成に興味のある方や、自動生成を行うサイトやアプリといったツールについて知りたい方は参考にしてください。
- 目次
- AIデザインツールの種類・活用現状
- 無料のAIデザイン自動生成ツールでのデザイン実践
- 無料のAIデザイン自動生成ツールを試した感得
- デザインをより多くの人に説明するための推奨ツール
- AIデザインツールのまとめ
AIデザインツールの種類・活用現状
AIデザインツールといっても、その種類は多岐にわたります。
人工知能技術を搭載している画像編集ツールであれば、データやテキストを入力するだけで簡単に画像を生成できます。
例えば、「猫が歩いている」とテキストで入力するだけでAIが自動で画像を作り出すシステムです。
「境界」や「接点」といった意味を持つインターフェースは、コンピュータと周辺機器、あるいはコンピュータと人間をつなぐものを意味します。
中でもユーザーインターフェースはデザインや視覚的なものを指し、ユーザーと製品、ユーザーとサービスの接点を表しています。
ユーザーは、WEBサイトやアプリ、ソフトを利用する人で、サイトの見た目や使いやすさを指し、サイト上にあるフォントやレイアウトが見やすいか、表示されているボタンがクリックしやすいかなど、視覚情報だけではなく操作性が重要視されています。
インタフェースデザイン支援ツールは、ユーザーインターフェースの制作に特化しています。
効率的にデザインするための機能が備わった、利便性の高いツールです。
ロゴの作成に特化したツールで、名前や業種など、簡単に質問に答えるだけでロゴを生成します。
操作性やテイストはツールによって違いがあり、スキルがなくてもロゴを制作できるので便利なツールです。
デザインの中で「色」は重要な要素のひとつです。
色によって印象に違いがあり、興味を惹けるような配色にする必要があります。
AIによるカラーパレット生成ツールでは、キーワードを入力するだけでカラーパレットを生成してくれます。
【AIデザインツールの現状】
AIによるデザイン生成は様々な業界ですでに導入されています。
食品メーカーや飲料メーカーにおいては、製品のパッケージづくりでAIを活用した事例が多いです。
例えば、カルビーは既存商品のパッケージでAIを活用し、消費者が好むデザインを制作しました。
その結果、リニューアル前と比較して売り上げ増を果たしたのです。
キリンビバレッジではPOPデザイン制作にAIを活用したことで統一感のある販促展開が可能になり、ターゲットに響く販促ツールの制作に成功しています。
今後も、様々な食料品メーカーでAIの導入が増えていくことが予想できるでしょう。
また、近年では建設業でもデザイン生成ツールの活用が期待されています。
建築物のデザインをAIが担当することで従業員の作業効率化を図れるメリットがあります。
今後も様々な業界でAIのデザインツールが導入されていくでしょう。
無料のAIデザイン自動生成ツールでのデザイン実践
ここからは、無料で活用できるAIデザイン自動生成ツールをご紹介していきます。
AIデザインサイト・アプリCanva|ポスターのデザイン実践
Canva は2013年に誕生して以来、世界中のユーザーに利用され続けているツールです。
ロゴの作成や名刺の作成、チラシやポスターの作成ができるので、飲食店の広告やアパレルの広告、お店を紹介するポスターの作成などにおすすめです。
AIを活用したデザインは、次のポスター自動生成の実践で紹介します。
①Canvaの「Magic Design」ページへアクセスし、「ポスター」を検索します。特定のテーマに絞ることもでき、例えば、今回は運動会についてのポスターをデザインしたいため、「ポスター 運動会」を検索しました。
②検索結果には大会のポスターテンプレートがたくさん出てくるので、その中から好きなものを選んでクリックし、カスタマイズします!
「このテンプレートをカスタマイズ」ボタンをクリックします。
③ 次にダブルクリックしてフォントを編集し、いくつかのデカールも変更できます!また、AIの背景透過ツールやテキストから画像へのツールを使って、ポスターデザインに入れたい素材を編集することもできます。
Canvaにはアプリ版もあります。アプリ版のロゴデザインの実践については、以下の記事をご覧ください。
関連記事:【2023最新】無料でAIロゴを作成できるアプリ・サイト3選を徹底解説!>>>
AIデザインサイトDesigns.ai|名刺のデザイン実践
Designs.aiのこのツールは英語ページだが、Googleブラウザを使って自動的に日本語に翻訳しました!
Designs.aiは、AI技術を活用した統合型のプラットフォームです。
主にロゴメーカーやビデオメーカー、スピーチメーカー、デザインメーカー、AIライターなど様々な機能が揃っています。
名刺のデザインの流れは以下のとおりです。
①ウイザードで一番上の「名刺」形式を選択します。「入力変数」の項目を入力します
②「デザインの生成」ボタンをクリックして生成された名刺の中に好きな名刺を選びます。好きな名刺が生成されない場合は「もっと見せる」ボタンをクリックしてください。
③名刺をクリックすると、文字のレイアウトなどを細かく変更することができます。
AIデザインアプリAIピカソ|画像のデザイン実践
AIピカソはアーティストやデザイナーがより良い作品を作ったり、より効率的に仕事をするためのインスピレーションを得るために使用できる画像を自動的にデザインするツールです。何より、ほとんど無料のツールです!
テキストや画像を提供するだけで、そのデータに基づいて新しい画像をデザインしてくれます。私はAIピカソの使い方についての記事で「いらすとや」スタイルの画像デザインを実践し、AIピカソアプリの多くの機能についても説明しています。アクセスして詳細をご覧ください。
無料のAIデザイン自動生成ツールを試した感得
AIデザインツールを導入すればデザインの素材を集める時間も大幅に節約できます。
素材集めに費やしていた時間を他の作業に使えるため、生産性アップにも期待できるでしょう。
アイデア出しにも役立ち、自分では考えつかなかったデザインの生成も可能です。
しかし、既存のデータからテーマや希望に沿ってデザインされるため、ゼロから生成することはできません。
実際に「自動生成」におけるデザインの質は、生成する人に大きく依存しています。
AIは訓練データベースに依存して設計しているため、よりテーマに沿った希望どおりのデザインを作るためには、素材の多いプラットフォームを選択することが重要となります。
それでもデザイン作成に関連するコストの削減が見込めるので、コスト削減を目指している企業にはおすすめのツールです。
特化した技術も必要なく、簡単に作成できるツールが多いのでデザインに自信のない方でもセンスの良い広告やポスターの作成が可能になるはずです。
デザインをより多くの人に説明するための推奨ツール
VidnozのVidnoz Flexとはビデオ制作だけでなく、非同期コミュニケーションを可能にする共有のためのオンラインプラットフォームです。
デザイナーはVidnoz Flexの録画ツールを使って自分のデザインアイデアを記録し、リンクやコードの形でSNSや個人のブログプラットフォームで共有することができます。誰かがビデオを見たり、コメントしたりすると、通知が届きます。
これに加えて、Vidnozには音声読み上げなどのオンラインAIツールもあり、ナレーションに自分の声を使いたくない場合に利用できる。
AIデザインツールのまとめ
AIを活用したデザインツールは複数あり、ロゴ・ポスター・広告などで様々なデザインの生成が可能です。
飲食店やアパレル店、美容業界など、幅広い業界で活用でき、今後はその他の業界でも活用が広まっていくと考えられます。
今回ご紹介したCanva、Designs.ai、AIピカソは、どれも簡単にデザインが作成できるツールです。
無料で利用可能なので、ユーザー登録をして使い勝手を体験してみましょう。
ロゴの作成や様々なデザインの設計に活用し、Vidnoz Flexでデザインアイデアを共有してみましょう。
包括的な動画作成・自動化プラットフォームーVidnoz
動画の作成、カスタマイズ、共有、視聴データの分析を一括で行うことができ、作業の効率を向上させます。
- 内蔵の画面録画機能を使って、説明動画やチュートリアル動画の作成に役立てます。
- 動画にクリック可能なCTAボタン、投票、ユーザーフォームを追加して、インタラクションを強化します。
- 動画をメインのプラットフォームに一括で共有可能です。
- 詳細なインサイトにより、動画のパフォーマンスを追跡できます。